ホープフルS 全頭血統&適性診断①

⚫︎アドマイヤジャスタ B 

ハーツクライ産駒のジャスタウェイが父に入った分、半兄のアドマイヤラクティとは6/8同血。母が欧州血統で今の中山であれば持続力が活かせそうだが、兄同様広いコースや少頭数でのびのびと走らせたほうがいい。内回りだと不器用さがマイナスで、内枠だと後方に下げて外からという戦法を取るしかない。

 

⚫︎キングリスティア B+

4代母デプスから広がる牝系は中距離で底力に長けた牝系。父ベルシャザールは不良馬場のダービーをオルフェーヴルの3着、ジャパンカップダートの優勝馬でパワー持続力を伝える種牡馬。Nureyevの5×3の影響か頭の高いフォームをしており、内回りでタフな中山適性は高そう。また3代母父Vaguely Nobleは逃げて良さの出る血統で川田騎手の積極的なレースメイクではなく、芝中距離になると消極的になる内田騎手に代わることは不安。

 

⚫︎コスモカレンドゥラ C

2代母ミルレーサーフジキセキの母で、半姉ハットラブはワークフォース産駒ながらダート短距離のOP馬とパワーで走る短距離血統。ノヴェリスト産駒は身体が硬すぎるのか、ノヴェリスト自身の競走成績とはイメージが違い距離の持たない産駒が多い。

 

⚫︎サートゥルナーリア B

もはや語る必要のない名牝シーザリオの仔であるがGI馬2頭と比べると、エピファネイア(父シンボリクリスエス),リオンディーズ(父キングカメハメハ)ときて本馬は父ロードカナロア。幅広く中距離までこなすカナロア産駒だが、上2頭と比べるとスピードが勝っている。過去2走は他馬とのマイラー的なスピードレンジ(エンジン)が違いすぎて余力たっぷりに追走して持ったまま勝手に抜け出したが、後半の末脚要素はまだ見せていない。未知数な部分だが母シーザリオとなると説得力がありこの人気も頷けるが…。シーザリオは置いておくとして、ロードカナロア産駒として見ると中山2000がピッタリだとは思わない。

 

⚫︎ジャストアジゴロ B

牝系に皐月賞好走馬が何頭かおり、母だけ見ればコスモカレンドゥラよりコース適性は高そうだ。ただコスモカレンドゥラもだが、前走モレイラで勝ち上がって来ているという点が、消極的な騎手に代わってこれ以上の上昇度があるのかは疑問。

 

↓Part②

https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/25/221255

↓Part③

https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/26/002513