ホープフルS 前哨戦分析
あくまで前哨戦の1レースの分析で、その前の新馬戦や未勝利戦は考慮していない。そこは個々の分析で触れる。
⚫︎東京スポーツ杯2歳S
12.7-11.5-12.0-12.3-11.9 5F 60.4と東スポ杯にしては極端に緩まず、かつラスト4Fから11.6-11.6-11.4-11.6と長く脚を使う展開になっている。コーナーで速いラップを踏んでいる以上内でロスなく進めた馬がワンツースリー。以下外から差し込んだ4,5,6着も強く、7着クリノガウディーが朝日杯を2着したことでレースレベルが高いともっぱらの話題。
⚫︎ラジオNIKKEI杯京都2歳S
超スローから12.0-11.6-11.2-11.6とコーナー徐々に加速して3F戦。4角出口で1頭分内を突いたモレイラと適当に外を回す福永の差で、クラージュゲリエとの差はほとんどないが、ラップ的にホープフルSで強調するものはない。
⚫︎萩S
今秋京都はかなり重かったため時計上がり共に平凡でもサートゥルナーリアの能力に疑問はないが、サウジアラビアRCで1.1秒差の7着だったセグレドスペリオルが3着、千両賞で1.1秒差の10着だったクオンタムシフトが4着と、そもそものメンバーレベルが低すぎた。勿論追っていればもっと差は開いた可能性が高いが、" 持ったまま "という事実で必要以上に評価を上げるのは危険。
⚫︎紫菊賞
最初から最後までずっと12秒前後を踏み続ける超一貫ペース。アドマイヤジャスタがポジションを上げた地点が特に緩んでいるわけではないため持続力に関しては評価できる。逆に言えばラップ的にこれ以上締めるところがないためこれがMAXであり、上がりでもう1段ギアが上がっていれば相当評価できたが、多頭数だと出遅れた瞬間終わりでもあり同じ競馬は通用しない。
⚫︎芙蓉S
若干のスローペースから中盤緩んだところでルメールが番手に押し上げ、そのまましぶとく押し切る内容。走破時計は悪くないがこのときの中山はかなりの高速馬場。2〜4着がその後、同舞台で苦戦していることからもレベルが高かったとは思えない。