ホープフルS 全頭血統&適性診断②

↓Part①

https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/25/185331

 

⚫︎タイセイモナーク B+ ←回避

バレークイーン牝系はヴィクトリーやアンライバルドなど小回りが得意なパワー型を輩出するなど、重賞戦線で活躍馬多数。本馬はそこにゼンノロブロイルーラーシップで血統通りのパワー型。未勝利では特筆するほどのパフォーマンスを見せていないため、能力は通用するか分からないがコースは合う。

 

⚫︎タニノドラマ B

ファンシミンにシーホーク、ノーザンテーストと配された牝系はHyperionの血脈が豊富で、速い脚というよりはしぶとく脚を使うタイプ。本馬は父タニノギムレット母父キングカメハメハだから広いコースで底力を要求されるようなレースがベター。

 

⚫︎ニシノデイジー

ニシノフラワーセイウンスカイ西山牧場の結晶のような牝系であり、近年の高速馬場ではなく昔の日本っぽい、かなりシブい血統である。だからこそ時計の掛かる札幌で強かったし、ハービンジャーを配すことで高速馬場での持続力勝負でも力を発揮した。さらに有馬記念を制したブラストワンピースなど先週の中山ではハービンジャー産駒の庭と化していたことも追い風になる。馬場状態継続なら相性は申し分なし。

 

⚫︎ハクサンタイヨウ C

ブラックタイドディープインパクトとは違ってウインドインハーヘアの欧州的な要素が伝わりやすいため、活躍産駒は母方にスピード血脈を取り込むことでスピード面を強化している。本馬はAlzao3×4のクロスに母父シンボリクリスエスで欧州感を増幅しているため、GIではスピード感が足りなさそう。(例 キタサンブラックは母父サクラバクシンオーのスピードと父ブラックタイドのスタミナで走っていた)

 

⚫︎ヒルダカール

ヴィクトワールピサ産駒は母系でNasrullahやCount Fleetの血を増幅させてやることが活躍馬に共通している。本馬の母は日本古来の血統であるが今風の主流スピード血脈は皆無であり、このような古風な母はステイゴールドのような種牡馬でないと合わない。

 

↓Part③

https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/26/002513