12/28 WIN5 予想
年末ラスト開催の東西最終レース、ハイペースになる説 を提唱
前後半の3Fと上がり3Fの内訳を調べてみる。
17年
ベストウィッシュC 37.6-35.8 11.7-11.6-12.5
ファイナルS(芝) 34.2-35.5 11.6-11.8-12.1
16年
ハッピーエンドC 34.1-35.2 11.7-11.8-11.7
ファイナルS(ダ) 33.8-36.9 12.1-12.2-12.6
15年
ハッピーエンドC 33.8-35.2 11.5-11.6-12.1
ファイナルS(ダ) 34.6-36.9 12.6-10.6-11.4
14年
ハッピーエンドC 33.8-35.0 11.6-11.6-11.8
ファイナルS(ダ) 35.6-35.5 11.9-11.2-12.4
13年
ハッピーエンドC 33.7-35.8 11.5-11.9-12.4
ファイナルS(ダ) 34.8-37.0 11.8-12.2-13.0
芝ダートや距離の違いこそあれ、ほとんどの確率で、それもかなりのハイペースが量産されていることが分かる。
要因としては、やはり騎手も人間であり、年内ラストレースに気合が入っているのか激しい先行争いがよく見られる。それも馬場が重くなりやすい年末開催なのにだ。余計に上がりは掛かる。仕掛けどころも比較的早い傾向でこの考察はおそらく合っていると思う。
唯一かなりのスローである去年のベストウィッシュCに関しては、スタートしてすぐコーナーがあり前半のペースが上がりにくい中山1800である。だが中盤以降は後続のプレッシャーもありペースアップ、かなりのロングスパート戦になっているという意味では本質的には同じ様に分類できる。さらに今年はスタート後十分に距離があり前有利のイメージも大きい中山1600、少なくとも超スローの直線勝負なんてことはないはずだ。
しかしある程度のペースが分かったくらいで勝ち馬が分かれば誰も苦労しない。だが無意味なスロー期待の逃げ馬などを買うことは無くなり、逆に本来差し損ねなどが起きやすくWIN5では買いにくい極端な追い込み馬などを押さえることができるかもしれない。
ほとんどが逃げの決まりやすい短距離レースなのに上記の10レース中、逃げ馬で勝利したのは明らかにマイペースで楽逃げしたコーリンベリーだけ。というわけで、最終の両ハンデ戦は逃げそうな馬を切ることにする。一見セオリーから逸脱しているが、これくらいしないと少ない点数では当てれない。
芝の状態からも、最終レース以外も基本的に差しで張る。ダートはハイペースでも今の阪神を考えると前で決まる確率は低くない。関西に信頼できる騎手が少ない割に松山川田の人気が低い、2人は抜けている。
↓WIN5の賢い買い方を前提にレース毎の予想
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/27/185844
今回すごく難しいけど、実はそこまで荒れないような気がして割に合わないと思うので、そこまで入れ込まずある程度の形は作りながらミニ勝負。
阪神10R
⚫︎シンギュラリティ 松山
正直勝つ確率は良くて五分だと思うがどうしても後半に頭数を割きたいのでここは1頭でどうにか。一瞬で夢が散るかもしれない。
中山11R
⚫︎ヴァンドギャルド
同様に後半に頭数を割きたい。そもそもサートゥルナーリアの逆張りに妙味を感じてWIN5をスタートしているのと、サートゥルナーリアに勝つとしたらこの馬しかいないと思っている。中山の馬場がかなり回復しておりコース替わりもなしに内が復活しているのが不安だがここは腹をくくる。詳しい根拠はホープフルの予想で。↓
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/27/205312
阪神11R
⚫︎ヨシオ
⚫︎マイネルバサラ 川田
⚫︎コパノチャーリー 松山
高速ダート適性の高い3頭でここは穴に張る。上位人気がそんなに強いとは思わない。
中山12R
⚫︎アイスフィヨルド
⚫︎オメガラヴィサン
⚫︎レジーナドーロ
ハンデ戦だが大して差がない。ハイペース想定かつ馬場も良いということで、ここは上がりの使える内枠の外国人馬が差し込むと見る。
阪神12R
⚫︎ヤマカツグレース
⚫︎フィアーノロマーノ 川田
雨が降ったこともあって先週の1400は父ノーザンダンサー系が3連勝。多少回復してもタフには変わらず元々このコースで強い系統でもあり差しに張るということでこの2頭。
以上18点で馬券納め。
ホープフルS 予想 ◎ヴァンドギャルド
まず最初にこのレースは基本的に過去の様々なデータは当てにならないと思っている。レース自体は4年前から重賞になっているが、G1になった去年初めて前半1000mで60秒を切ってきた。グレードが違えばレースの質が変わってくる。データというのは、なぜそのような傾向になっているかまで考えないと意味がない。
↓全頭血統&適性診断
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/26/002513
↓前哨戦分析
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/24/224423
変則開催でいつもの土曜日にあたる開催がないので馬場読みがしにくい。有馬の日はかなり重かったが雨が降った影響もありそこそこは回復してくるが、Aコース最終週で一度悪くなった内が復活するとも思えない。時計も標準から少し掛かるくらいだと想定。
展開は馬場が重いイメージもあって飛ばしにくく、逃げそうなキングリスティアが川田ではなく中距離で逃げると消極的な内田、番手も戸崎濃厚。前半はスローで、後半のスピードが足りないアドマイヤルメールが早めに仕掛けてロングスパート戦になると思っている。
◎ヴァンドギャルド
前走は1,2着馬より1頭分だが外を回していた。そこまでロスはないように見えるが4F勝負で速いラップを踏んでいるコーナーでのロスは馬鹿にできないし、前半も極端には緩んでいなかった。さらに先に抜け出して(ソラ使ってる?)目標になったことも良くなかったはず。ニシノデイジーは詰まっているように見えるが、馬群全体が十分加速している状態で待っていたのでそこまでの加速ロスはなく、むしろ目標を作れた。この内容でニシノデイジーとこれだけオッズに差があるならばこの馬でいきたい。
重馬場の阪神で力強く上がり33秒台を出したり、4Fのロンスパで長く脚を使ったりと、ディープっぽくないディープであり中山でこそ買いたい。適性的にもディープ産駒の成長度的にも来年のクラシック路線で買いたいと思える条件がないし、ここが1番合うと思うので。
◯サートゥルナーリア
めちゃくちゃ強いことは明らかであるが、それでも不安材料がないこともないので負けることもあり得ると。本馬が楽々勝てば◎が来る展開ではないと思うが、負けるときは◎が勝つような流れになると思う。それでも2着は堅いかなと。兄らのように暴走の可能性もある。大物であってほしいという願望や期待がオッズに織り込まれており明らかな過剰人気。
⚫︎こじつけもあるが不安材料をざっと書くと、
・スタートしてからの行きっぷりや後半の加速度を見るとマイラーっぽい感じがする。追い切りは物凄いが、跳び自体は雄大だが短距離馬のようなピッチで動く。自分の競馬人生でこんな中距離馬は見たことがない。
・ストライド走法は母似だが、気性や素軽い末脚は父似である点。そもそもロードカナロア産駒は中山2000が得意でない上にタフな馬場。
・違う視点としては、ロザリンド以外の兄弟姉妹は全頭秋京都1800以上でデビューしている、この馬だけなぜ6月阪神1600だったのか、ロードカナロア産駒だからという理由だけでノーザンファームが安易にマイルを使うとは思えない。早期にサクッと1勝して秋まで成長を促し様子を見たかったのでは?アーモンドアイの例もあり早くに可能性を狭めたくなかったのかもしれない。
・角居厩舎はストライドを広く伸ばす馬を量産、外回りは抜群、内回りは全然。兄弟も同じ。中竹厩舎(角居スタッフ)であること。
・2戦続けて同じようなレース内容、経験値は競走馬の重要な能力の1つ、外回りだと能力だけで面倒見れるが、小回りだと経験値が物を言う。朝日杯やきさらぎ賞に出てきてたら逆らうことは出来なかったが、この舞台なら別。
・2Fスパートの経験しかない。能力のギリギリ、本気を出したことがない。
相手がサートゥルナーリアである以上オッズは付かないので1点。
WIN5の賢い買い方・基本攻略
1発デカイの当てたろっていう人向け。
予想としては軽ハンデの逃げ馬は絶対に押さえる、など。そういう単純なレース単体の予想の前にやることがあるというお話です。
「この馬が強いのは認めるが1倍台なら期待値的に消し」このように普通の馬券では期待値を取るという考え方がある。なのに何故か、事がWIN5となると期待値を無視して人気馬を抑えたがる人間の心理的習性。ここに付け込むべき。
⚫︎前提として、今年のWIN5対象日53回のうち、5レース全て1,2番人気のみで決まったのはたった2回しかない。ほとんどの人が持っている上位人気のみで決まる買い目はまさに"紙屑"なのである。しかも片方は過去最低配当の6,050円である。さらに10万円以下の払戻がたった5回、500万円以上の払戻は先週のキャリーオーバーも含めて12回と。馬券的には買いやすいはずの人気馬決着がいかに有り得ないかを物語っている。
まず、かなり話題になっているが普段WIN5を買わないけど今回買ってみようと思わせる要素がこれだけ重なっている。
・年末で年内最後の発売
・久々のキャリーオーバー
・JRAスーパープレミアムとやらで今回だけ控除率30%→20%
・G1が絡んでいる
・↑サートゥルナーリアという都合良く1点で行けそうな馬の存在
キャリーオーバーと控除率については、ギャンブラーにとっては特にワクワクする要素であると。売り上げが多くなるということは、それだけ慣れていない素人が多くなるということ(G1と同じ)。馬券は玄人でもWIN5は素人。普通の馬券で言うところの妙味がある状態。
そもそもWIN5というのは、頑張って予想すればするほど堅い方に、人気の方に思考が偏っていく。これは普通の馬券にも言えることだが、近年競馬ファンのレベルが上がりすぎて人気の順番は能力と適性がしっかり加味されており(勿論レース単体によっては過剰人気,過小人気にっている馬も存在しそれを期待値という観点で買う買わないを判断していると思うが)、限りなく正確にそのまま勝つ確率の順番になっていると思う。3着以内ならまだしも勝ち馬を当てに行ってしまうと、上位人気に結論が向かうのは当然であり、決して追いかけてはいけない。それが1点だろうが10点だろうが、網を張って待つ。
さらに出来るだけ無駄な点数は減らしたい心理が働くと人気薄の馬を削ってしまう。勝つ確率が1%ほどはあると思われる超人気薄の魅力的な逃げ馬がいたとして1/100の確率のために今回わざわざ点数を増やしたくないと考えがちだからだ。本当は期待値から見れば、勝つ確率20%の3番人気差し馬を削ってでも、1%の逃げ馬を買わないといけないのにである。
その割にほぼ1点で行けるであろうところをビビって2頭にするなんて絶対にしてはならない(5R全体で少点数ならその限りではないが)。当たり前だが、1頭と2頭では掛け算した時に2倍もの差が出るからである。点数を減らしたいなら腹を括って中途半端に抑えることをやめ、出来るだけ1点の場所を作る。そしてその分限りなく全頭買いに近い場所を作る(10頭でも16頭でも。)
⚫︎ここからは算数の話、
ちなみに↓のようなフォーメーションで買うと、上記で書いたほとんど有り得ないはずの人気馬決着の買い目が数点入っているのが分かる。これを回避するために、パターン別で人気馬決着を除いて買うか、めんどくさいが極論1点1点の入力にすれば無駄がなくなる。
1R 1〜5番人気 の5頭
2R 1〜2番人気 の2頭
3R 2〜5番人気 の4頭
4R 1番人気 の1頭
5R 1〜2番人気 の2頭
適当に書いたが頑張って絞った結果こんな感じになるとか毎週茶飯事である。これの4〜5番人気の所が6〜10辺りにすり替わっているものも同義。そんなに絞れてないくせに人気に偏った80点なんて上で言ったようにほとんど外れ、ハイリスクローリターン。
5頭ずつなんてものも半端で大してカバー出来ていないにも関わらず点数だけ膨れ上がり非常に勿体ない。本当にわからないレースなんて10頭用意しても外れることがある。
仮にWIN2だとして、
5頭×5頭=25点よりも、腹を括って1頭×15頭=15点の方がよっぽど良い。
2頭×5頭なら1頭×10頭でも同じ点数。自信があるならヒヨらずこっちの方が良いこともある。
◉まとめると、
・WIN5は競馬予想の前に掛け算の勝負だということ
ここまでの考えを例として今回のWIN5に落とし込む
・過剰に評価されている1本被りのサートゥルナーリアを消す or サートゥルナーリアを高く評価しているならもし負けたときのことは考えずここは1点で任せる
・短距離ハンデ戦など荒れ要素の多いレースに頭数を注ぎ込む。
・人気馬だけの組み合わせは最初から買わない。3連単フォーメーションをパターン別で買うように、WIN5もパターン別を組む。
・当てたい当てたい、明日当てたい!と思わないこと。
など
勘の良い人は無意識にやっていることだと思います。予想精度云々の前にギャンブルに勝つ確率を少しでも上げる作業。合成オッズなどのテクニックと一緒。
ホープフルS 全頭血統&適性診断③
↓Part①
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/25/185331
↓Part②
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/25/221255
⚫︎ブレイキングドーン A
ヴィクトワールピサ産駒は母系でNasrullahやCount Fleetの血を増幅させてやることが活躍馬に共通している。本馬はミスプロのクロス、ネオユニヴァース系に相性の良いホワイトマズルやトニービンの血を持っている。良い意味でネオユニヴァースらしくない素軽い足捌きが伝わっており、ヴィクトワールピサ産駒としてはA級の配合。だからこそ前走はクラージュゲリエのトップスピードに唯一付いて行けたし、上がりの競馬なら良いが、反面タフな流れになったときにどうなるかは未知数。
⚫︎マードレヴォイス C
ダイワメジャー×キングカメハメハ×トニービンで、戦績通り東京か阪神外回り向きのマイラーであると思う。
⚫︎ミッキーブラック B
母はアルゼンチン(以下、亜)のヒルベルトレレナ大賞(G1・芝2200)の勝ち馬でタイムは2:17.79(重馬場)とかなり持久力に優れていることが分かる。血統的にも亜牝系にデインヒルとサドラーズウェルズでかなり重め。サトノダイヤモンドの母マルペンサも亜出身でヒルベルトレレナ大賞を勝っているが、ディープインパクトで丁度良い血統であり、ブラックタイドだと重くなりすぎる。ハクサンタイヨウの項でも書いた通り、ブラックタイド産駒にはスピードの注入が鍵。タフな中山2000自体は合うと思うが、G1レベルではそれでも最低限のスピードは必要で、前走も上位2頭には付いて行けなかった。積極的なマーフィー騎手はプラス材料。
⚫︎ヴァンドギャルド A
モンジュー、デインヒルといった欧州屈指のタフな血脈が並ぶ。2〜3歳の早い段階でG1で勝負になるディープ産駒は母方に欧州血脈を持っていることが多い。若駒の間はディープ産駒特有の柔軟な体質によってカバーされている部分が、成長と共に重さが発現してくる傾向にある。サトノダイヤモンド(亜出身の母マルペンサ),マカヒキ(本馬と同じRainbow Questを持つ)など、歳を重ねるにつれてスピードが失われたことは記憶に新しい。つまり若い頃が1番丁度良い塩梅でスピードとタフさを両立していると考えられ、ディープ産駒が早熟,成長力がないと言われる理由である。だからこそこの時期にG1レベルの上がりも求められるタフ流れにイメージが合う。将来的には重すぎる欧州血脈も今は気にならない。
ホープフルS 全頭血統&適性診断②
↓Part①
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/25/185331
⚫︎タイセイモナーク B+ ←回避
バレークイーン牝系はヴィクトリーやアンライバルドなど小回りが得意なパワー型を輩出するなど、重賞戦線で活躍馬多数。本馬はそこにゼンノロブロイとルーラーシップで血統通りのパワー型。未勝利では特筆するほどのパフォーマンスを見せていないため、能力は通用するか分からないがコースは合う。
⚫︎タニノドラマ B
ファンシミンにシーホーク、ノーザンテーストと配された牝系はHyperionの血脈が豊富で、速い脚というよりはしぶとく脚を使うタイプ。本馬は父タニノギムレット母父キングカメハメハだから広いコースで底力を要求されるようなレースがベター。
⚫︎ニシノデイジー A
ニシノフラワーにセイウンスカイと西山牧場の結晶のような牝系であり、近年の高速馬場ではなく昔の日本っぽい、かなりシブい血統である。だからこそ時計の掛かる札幌で強かったし、ハービンジャーを配すことで高速馬場での持続力勝負でも力を発揮した。さらに有馬記念を制したブラストワンピースなど先週の中山ではハービンジャー産駒の庭と化していたことも追い風になる。馬場状態継続なら相性は申し分なし。
⚫︎ハクサンタイヨウ C
ブラックタイドはディープインパクトとは違ってウインドインハーヘアの欧州的な要素が伝わりやすいため、活躍産駒は母方にスピード血脈を取り込むことでスピード面を強化している。本馬はAlzao3×4のクロスに母父シンボリクリスエスで欧州感を増幅しているため、GIではスピード感が足りなさそう。(例 キタサンブラックは母父サクラバクシンオーのスピードと父ブラックタイドのスタミナで走っていた)
ヴィクトワールピサ産駒は母系でNasrullahやCount Fleetの血を増幅させてやることが活躍馬に共通している。本馬の母は日本古来の血統であるが今風の主流スピード血脈は皆無であり、このような古風な母はステイゴールドのような種牡馬でないと合わない。
↓Part③
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/26/002513
ホープフルS 全頭血統&適性診断①
⚫︎アドマイヤジャスタ B
ハーツクライ産駒のジャスタウェイが父に入った分、半兄のアドマイヤラクティとは6/8同血。母が欧州血統で今の中山であれば持続力が活かせそうだが、兄同様広いコースや少頭数でのびのびと走らせたほうがいい。内回りだと不器用さがマイナスで、内枠だと後方に下げて外からという戦法を取るしかない。
⚫︎キングリスティア B+
4代母デプスから広がる牝系は中距離で底力に長けた牝系。父ベルシャザールは不良馬場のダービーをオルフェーヴルの3着、ジャパンカップダートの優勝馬でパワー持続力を伝える種牡馬。Nureyevの5×3の影響か頭の高いフォームをしており、内回りでタフな中山適性は高そう。また3代母父Vaguely Nobleは逃げて良さの出る血統で川田騎手の積極的なレースメイクではなく、芝中距離になると消極的になる内田騎手に代わることは不安。
⚫︎コスモカレンドゥラ C
2代母ミルレーサーはフジキセキの母で、半姉ハットラブはワークフォース産駒ながらダート短距離のOP馬とパワーで走る短距離血統。ノヴェリスト産駒は身体が硬すぎるのか、ノヴェリスト自身の競走成績とはイメージが違い距離の持たない産駒が多い。
⚫︎サートゥルナーリア B
もはや語る必要のない名牝シーザリオの仔であるがGI馬2頭と比べると、エピファネイア(父シンボリクリスエス),リオンディーズ(父キングカメハメハ)ときて本馬は父ロードカナロア。幅広く中距離までこなすカナロア産駒だが、上2頭と比べるとスピードが勝っている。過去2走は他馬とのマイラー的なスピードレンジ(エンジン)が違いすぎて余力たっぷりに追走して持ったまま勝手に抜け出したが、後半の末脚要素はまだ見せていない。未知数な部分だが母シーザリオとなると説得力がありこの人気も頷けるが…。シーザリオは置いておくとして、ロードカナロア産駒として見ると中山2000がピッタリだとは思わない。
⚫︎ジャストアジゴロ B
牝系に皐月賞好走馬が何頭かおり、母だけ見ればコスモカレンドゥラよりコース適性は高そうだ。ただコスモカレンドゥラもだが、前走モレイラで勝ち上がって来ているという点が、消極的な騎手に代わってこれ以上の上昇度があるのかは疑問。
↓Part②
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/25/221255
↓Part③
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/26/002513