ホープフルS 予想 ◎ヴァンドギャルド

 

    まず最初にこのレースは基本的に過去の様々なデータは当てにならないと思っている。レース自体は4年前から重賞になっているが、G1になった去年初めて前半1000mで60秒を切ってきた。グレードが違えばレースの質が変わってくる。データというのは、なぜそのような傾向になっているかまで考えないと意味がない。

 

↓全頭血統&適性診断
https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/26/002513

↓前哨戦分析

https://misoshirudaijin.hatenablog.com/entry/2018/12/24/224423

 

    変則開催でいつもの土曜日にあたる開催がないので馬場読みがしにくい。有馬の日はかなり重かったが雨が降った影響もありそこそこは回復してくるが、Aコース最終週で一度悪くなった内が復活するとも思えない。時計も標準から少し掛かるくらいだと想定。

 

展開は馬場が重いイメージもあって飛ばしにくく、逃げそうなキングリスティアが川田ではなく中距離で逃げると消極的な内田、番手も戸崎濃厚。前半はスローで、後半のスピードが足りないアドマイヤルメールが早めに仕掛けてロングスパート戦になると思っている。

 

◎ヴァンドギャルド

    前走は1,2着馬より1頭分だが外を回していた。そこまでロスはないように見えるが4F勝負で速いラップを踏んでいるコーナーでのロスは馬鹿にできないし、前半も極端には緩んでいなかった。さらに先に抜け出して(ソラ使ってる?)目標になったことも良くなかったはず。ニシノデイジーは詰まっているように見えるが、馬群全体が十分加速している状態で待っていたのでそこまでの加速ロスはなく、むしろ目標を作れた。この内容でニシノデイジーとこれだけオッズに差があるならばこの馬でいきたい。

    重馬場の阪神で力強く上がり33秒台を出したり、4Fのロンスパで長く脚を使ったりと、ディープっぽくないディープであり中山でこそ買いたい。適性的にもディープ産駒の成長度的にも来年のクラシック路線で買いたいと思える条件がないし、ここが1番合うと思うので。

 

◯サートゥルナーリア

    めちゃくちゃ強いことは明らかであるが、それでも不安材料がないこともないので負けることもあり得ると。本馬が楽々勝てば◎が来る展開ではないと思うが、負けるときは◎が勝つような流れになると思う。それでも2着は堅いかなと。兄らのように暴走の可能性もある。大物であってほしいという願望や期待がオッズに織り込まれており明らかな過剰人気。

 

⚫︎こじつけもあるが不安材料をざっと書くと、

・スタートしてからの行きっぷりや後半の加速度を見るとマイラーっぽい感じがする。追い切りは物凄いが、跳び自体は雄大だが短距離馬のようなピッチで動く。自分の競馬人生でこんな中距離馬は見たことがない。

ストライド走法は母似だが、気性や素軽い末脚は父似である点。そもそもロードカナロア産駒は中山2000が得意でない上にタフな馬場。

・違う視点としては、ロザリンド以外の兄弟姉妹は全頭秋京都1800以上でデビューしている、この馬だけなぜ6月阪神1600だったのか、ロードカナロア産駒だからという理由だけでノーザンファームが安易にマイルを使うとは思えない。早期にサクッと1勝して秋まで成長を促し様子を見たかったのでは?アーモンドアイの例もあり早くに可能性を狭めたくなかったのかもしれない。

・角居厩舎はストライドを広く伸ばす馬を量産、外回りは抜群、内回りは全然。兄弟も同じ。中竹厩舎(角居スタッフ)であること。

・2戦続けて同じようなレース内容、経験値は競走馬の重要な能力の1つ、外回りだと能力だけで面倒見れるが、小回りだと経験値が物を言う。朝日杯やきさらぎ賞に出てきてたら逆らうことは出来なかったが、この舞台なら別。

・2Fスパートの経験しかない。能力のギリギリ、本気を出したことがない。

 

相手がサートゥルナーリアである以上オッズは付かないので1点。